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「ある」には、2つの文型があります。
1. XがYがあります/います
X has Y.
2 P(場所を表すの-Nominal)にXがあります/います
There ia/are X in P。
それでは、2つの文型の「X」にそれぞれ「兄」という『animate』、すなわち「生きているもの」を使って例文を作ってみましょう。
A
(1) 私が/は兄があります。
(2) 私が/は兄がいます。
B
(3) ここに兄があります。
(4) ここに兄がいます。
例文(3)は、誰が考えても非文法的であると考えられます。(B)の文型においては、Verbalが「いる」だったら、「X」は、「animate」、すなわち「生きている物体」でなければならないというルールがあるからです。
(2)と(3)は、おそらく誰もが太鼓判を押して文法的だと答えるでしょう。
では、(1)は、どうでしょう?
データを出したわけではありませんが、『ん?ん、ちょっとひっかかる』とか「私はあまり使わない」とか「若い人はあまり使わないんじゃない」とか言われる事と思います。しかしながら次のような会話は、通常よく聞く会話ではないでしょうか:
「お宅様は、ご兄弟ございます?」
「ええ、3人」
この会話は、おかしいという人はいないと思います。
この「ございます」は、実に「ある」の敬語であります。従って、例文(1)は、頻度数が多い少ないに関わらず、文法的であると言えます。
タイフーン鈴木のコメント:
僕的には、時代とともに単語、文法の使い方の頻度数は変わってきて、この「ある」「いる」においてもその一つの現象だと考えられます。
日本語のプロの先生だったら、私はあまり使わないからおかしいとか自分の過去の生活体験の中で使った事が一度もなかったから、その表現は間違いだという早計的な結論を出すのは、なるべく避けたいものです。
使い方に疑問があったら、日常生活の中で高いアンテナをたて、よく気をつけて周りの人が使っているかどうかチェックしてみましょう。
また、疑問に思っている文が出てくるような質問を投げかけてバリエーションを聞き出すのも一つの手でしょう。その中に、疑問に思っている文が出てきたら、十中八九その文は文法的だと言えるでしょう。
注・の-Nominal・・・いわゆる名詞のこと。
Verbal・・・いわゆる動詞のこと。
Animate・・・生きている物のこと
JUMPsystemでは、名詞、動詞といった品詞を上記のように換えて呼ぶ。その理由は別項を参照。
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